Monday, October 25, 2021 11:20 AM

マイクロソフト、クリヤー・ソフトウェアを買収

 マイクロソフト(Microsoft)は、システム統合および業務処理過程効率化ソリューション新興企業のクリヤー・ソフトウェア(Clear Software)を買収した。

 クリヤー・ソフトウェアは、SAPやオラクルといった法人向け業務処理および生産性ソフトウェア大手らの製品との接続性(連携機能)に重きを置いたソフトウェアを中核製品とする。

 ビジネス・スタンダード誌によると、マイクロソフトでは、クリヤー・ソフトウェアのAPI(application programming interface)アクセスとバックエンド・システムに関する専門性がマイクロソフトのパワー・プラットフォーム(Power Platform)とシステム外記録の統合をさらに強化するのに大きく貢献する、と考えている。

 クリヤー・ソフトウェアの製品群は、まえもって構築された100以上の抽象化(プログラム開発の複雑さを軽減することで効率的な設計と実装を可能にする概念とその方法)をSAPとオラクルの製品群利用会社らに提供している。利用会社らはクリヤー・ソフトウェアの抽象化によってそれぞれの必要性に応じてカスタマイズできる。

 パワー・プラットフォームは、ローコードおよびノーコードのツール群の集合体で、俗に言う「市民開発者(citizen developers)」向けの開発プラットフォームだ。同プラットフォームには、パワー・オートメイトやパワー・アップス、パワーBIが含まれ、プログラミングを専門職としない開発者らが独自の必要性に応じてアプリケーションやデジタル・ツールを比較的簡単に構築できるようにする。

https://www.business-standard.com/article/companies/microsoft-acquires-clear-software-to-improve-connectivity-with-sap-oracle-121102400689_1.html