Wednesday, September 23, 2026 7:17 AM

ミシュラン、タイヤのデジタルツイン技術開発

 ミシュランは、車両データからタイヤの状態を推定し、車載システムやドライバーに最適な提案をする技術「ユニバーサル・タイヤ・デジタルツイン」を発表した。オート・テック・ニュースが伝えた。

 130年にわたる同社の知見に加え、数学モデリング、人工知能(AI)、データ科学のアルゴリズムを活用した技術で、追加のセンサーを使わず既存の車両データだけでタイヤの動きを人工再現し、空気圧、摩耗状態、荷重、グリップ性能、走行条件などを考慮に入れながらタイヤの状態を継続的に分析・予測する。

 ドライバーに情報を提供するだけではなく、車載システムと連係して性能を最適化し、最大グリップ力の予測、ハイドロプレーニング現象の防止、ABSなど先進運転支援システム(ADAS)の性能向上、タイヤ空気圧の監視、過積載の検知などを実現。これにより安全性の向上、燃費の最適化、制動距離の短縮が可能になる。

 ドライバーは同技術を意識せずに恩恵を受けられ、運転習慣を変えなくてもより滑らかで安全かつ予測しやすい走行ができるようになる。

 車両から得られる信頼性の高いデータを継続的に提供することで、故障する前に部品の交換や修理を行う予知保全を実現し、タイヤ寿命の延長にも貢献する。タイヤを最適な状態で長期間使用できるため、タイヤのライフサイクル全体における環境負荷の低減にもつながる。

 100%ソフトウェアベースの情報システムとして、ユニバーサル・タイヤ・デジタルツイン技術はタイヤメーカーやモデルを問わず利用が可能。乗用車、トラック、自動運転シャトルなどあらゆる車両に搭載できる。

 技術の開発には、ブレンボ、現代自動車、QNX、ETAS、ソナタスが協力している。