Wednesday, February 07, 2018 11:01 AM

ハンコック、米大手と交渉〜純正タイヤ供給で

 韓国ハンコック・タイヤ(純正品販売担当幹部エリック・シャーリー)は、複数の米大手自動車メーカーの2019年型人気モデルに純正タイヤを供給する交渉を進めている。

 同社によると、すでに、フォードの18年型高級SUV「リンカーン・ナビゲーター」の純正タイヤとして、オールシーズン用「RH12 Dynapro HT」の供給を始めている。ナビゲーターの「Select」「Reserve」「Black」各グレード用に、韓国・金山(クムサン)工場で生産した285/45R22サイズのタイヤを供給する。

 ハンコックは、17年後半に米市場でホンダ「アコード」とトヨタ「カムリ」向けにタイヤ供給を始めた。17年10月にはテネシー州クラークスビルに同社では北米初のタイヤ製造工場を開設している。

 最近は、日産のSUV「ローグSV」の18年型に吸音性のある「サイレントフォーム」タイヤの初めての供給を始めた。タイヤ内側に特殊な吸音ポリウレタンフォーム・シートを貼る新技術によって、走行騒音が低減され乗り心地が向上した。ハンコックは同社初の米国製タイヤ「Kinergy PT」の生産も開始した。