Wednesday, March 28, 2018 10:13 AM

ボーイング、データ・サービスの商品化を拡充

 ボーイング(Boeing)は26日、ボーイング・アナリティクス(Boeing AnalytX)という新事業を立ち上げたことを発表した。

 フォームテック誌によると、新事業の目的は、ボーイング製飛行機を持つ顧客らに、飛行計画の最適化や燃費の最大限化、飛行機運用関連の混乱要因の最小限化を支援する追加サービスを提供することにある。

 同社のデニス・ムーレンバーグCEOは、ボーイング・アナリティクスによって顧客会社らはコストを削減できると同時に、ボーイングの航空業界向けサービス事業の売り上げを3倍の年間500億ドルに増やせる、と話した。

 ボーイング・アナリティクスの新契約を締結する顧客会社には、ユナイテッド航空や日本航空、カンタスが含まれる。

 ボーイング・アナリティクスは、機体から各種のデータを集めて解析する能力が大幅に強化され、解析結果から得られる洞察を顧客に提供する。さらに、航空便の運用や計画を最適化しやすくする機体データ管理や、機体群の稼動状態&信用性の分析提供、保守と整備の適切な時期の提示、供給網と在庫の最適化、そのほか運用管理や整備に関する従業員訓練といったサービスを提供する。

http://formtek.com/blog/big-data-analytics-airline-manufacturers-begin-selling-data-services-to-optimize-their-aircraft/