Wednesday, April 18, 2018 11:19 AM

東プレ、オハイオ新工場の計画を拡大

 東プレは、オハイオ州スプリングフィールドで建設するスチール部品工場を、従来の計画より拡大する。

 オートモーティブ・ニュースによると、東プレが新工場を建てるのは、かつて農機・建機大手インターナショナル・ハーベスター(IH、現在は輸送機器大手のナビスター・インターナショナル)のトラック工場があった場所。州西部の工業地帯スプリングフィールドは1980年代が最盛期だったが、90〜2014年に2万人以上が失業。IHの工場は02年に閉鎖され、敷地は長い間更地だった。

 東プレは16年、同地に新工場を建設し、近隣のイーストリバティにあるホンダの工場に部品を供給すると発表した。当時の計画は総工費1000万ドル、雇用数は20人と小規模な内容だった。東プレはその後、2度にわたって計画を拡大し、18年3月現在では投資額は1億3000万ドル、従業員数は289人、操業開始は20年内の予定となっている。

 IH工場の跡地は、数十年にわたる産業用の使用で土壌が汚染されていた。ナビスターと市当局は、商業的な再利用を目的に土壌の浄化に投資し、浄化作業は11年に完了した。現在は「チャンピオン・シティ・ビジネスパーク」と呼ばれている。東プレによる新工場建設は、ビジネスパークの敷地全体(31万5000平方フィート)を使うことが条件になっている。