Tuesday, November 13, 2018 9:57 AM
ザイカス、調達業務自動化向けプラットフォームを発表
調達業務向けソリューション大手のザイカス(Zycus、ニュージャージー州プリンストン拠点)はこのほど、S2P全体に使えるインテリジェント・ボットを各社の調達班が構築して実装できるようにする人工知能プラットフォームを発表した。
S2P(source-to-pay)とは、調達業務全般に関する末端間取り引きを指し、購入(支出)管理から調達戦略、調達先管理、調達と関連する業績管理、買掛金勘定までを含む業務サイクルとその過程。
ボット(bot)とは、コンピュータやオンライン機能を使った作業を補佐する簡便化ソフトウェアまたは作業代行ソフトウェアで、代理人ソフトウェアと呼ばれることもある。それが自然言語処理会話型になるとチャットボットと呼ばれる。
ビジネス・ワイヤーによると、ザイカスは、1100以上の独自API(application programming interface)で構成されるソリューション・スイートを顧客会社らが使えるようにすることで、S2P全体に応用可能のボットを非技術者でも作成できるようにして既存システムに組み込めるようにする。
ザイカスの新たなボット構築プラットフォーム「マーリンAIステューディオ(Merlin A.I. Studio)」には、人工知能を基盤としたボット群が含まれ、自動モードにすると仕様や規定にそって機能する。そのため、人が介入しなくても調達業務ボットを構築できる。
利用者らはそれによって、たとえば、各種の問い合わせに対する対応や繰り返し業務、関連者たちへの通知を自動化するボットを比較的簡単に構築でき、煩雑な仕事から解放される。
同社の顧客には、フォーチュン500社の大手らが多数含まれる。