Thursday, November 15, 2018 9:30 AM
シーメンスとアルーバ、IIoTで戦略提携
シーメンス(Siemens)とヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)傘下のアルーバ(Aruba)は、産業用モノのインターネット(IIoT=Industrial Internet of Things)ソリューション群を顧客会社らがより効果的かつ簡単に実装(導入)できるよう戦略的に協業することで合意した。
ZDネット誌によると、シーメンスとアルーバの狙いは、事業運営技術(OT=operational technology)と情報技術(IT)をさらに融合することでIIoT機能を拡充し、産業施設現場と事務所をつなぐ業務効率化ソリューション群を顧客会社らに提供することだ。
今回の提携はHPEにとって、シーメンスが強みを持つ産業界市場での存在感を強める機会となる。かたやシーメンスにとっては、アルーバの末端電算および電算設備接続網の専門知識を産業界向けソリューションに応用できるという利点がある。
シーメンスとアルーバは提携のもと、統合前の接続網と相互運用性試験を参照設計と一緒に提供する。その一環として、シーメンスが得意とする産業向けイーサーネット接続技術および機器類と、アルーバが得意とする無線および有線のLAN(local area network)設備を統合しOTとITを融合した基幹接続網の整備サービスを提供する。
産業界の多くの会社では、施設の現場と事務所がかならずしも効果的に接続化されていない。両社の提携はその点に着目したもの。両社はまた、接続網セキュリティーと関連技術支援も提供することで、IIoT設備の安全な導入を簡便化する。
【https://www.zdnet.com/article/hpe-aruba-forms-industrial-iot-partnership-with-siemens/】