Friday, January 04, 2019 9:46 AM

車運搬船火災、1人不明〜横浜発ハワイ行き4人重体

 横浜からハワイに向かっていた商船三井が運営するパナマ船籍の自動車運搬船「シンシアリティー・エース」(約5万9400トン)で2018年12月31日、火災が発生した。沿岸警備隊によると1人が行方不明。救助された20人のうち4人が重体。

 船の管理を手掛ける愛媛県今治市の「正栄汽船」によると、船長と乗組員は、いずれもフィリピン人。太平洋上で運航不能となり、米沿岸警備隊や海軍などが1月2日までに乗組員ら計21人のうち20人を救助した。

 現場はハワイ州オアフ島の北西約3330キロで、火災はまだ続いているという。沿岸警備隊は日本側から通報を受けた。(ここまで共同)

 オートモーティブ・ニュースによると、シンシアリティー・エースの最大車両積載能力は5200台。商船三井が同紙にメールで答えたところによると、今回は乗用車と建設用機材合わせて3804台を積んでいた。そのうち約3500台は日産自動車製で、41台はホンダ製、トヨタ車はない。各社が認めた。