Monday, February 04, 2019 9:25 AM

アンハイザー・ブッシュ、検知器と機械学習で予想保守

 ビール最大手アンハイザー・ブッシュ・インベブ(ABインベブ)は、人の耳には聞こえない超音波を感知できる無線検知器を使って、機械整備が必要な時期を予想する取り組みを進めている。

 ウォール・ストリート・ジャーナルによると、同社のコロラド州フォートコリンズ工場では、低コストの検知器と機械学習を使うことで、生産設備のモーターが故障しそうな時期を予想することで、故障回避と故障による生産遅延を回避し、生産施設の稼働効率を向上させている。同社では、約半年前からそれに取り組んでいる。

 国際ソリューション担当のタシロ・フェステティクス副社長は同システムについて、「何かがおかしくなると数日前から音が聞こえ始め、数時間のうちにいつ故障するかがわかる。非常に実用的だ」と話す。