Tuesday, February 19, 2019 9:13 AM

FCA、部品不足でカナダのミニバン工場休業へ

 FCAは、18日からの1週間、カナダ・オンタリオ州ウィンザーのミニバン工場を休止する。サプライヤーからの部品供給が滞っている。

 オートモーティブ・ニュースによると、FCAカナダは、「問題は外部サプライヤー」と述べた。25日の週には通常の生産が再開される。どのサプライヤーに問題があるかは語らなかった。

 操業休止は19年に入って3回目。ウィンザー工場は、1月の最初の2週間、在庫調整で操業しなかった。

 ウィンザー工場では、従業員約6000人がダッジ「グランド・キャラバン」、クライスラー「パシフィカ」、「パシフィカ・ハイブリッド」を毎日3交代、1週間に6日組み立てている。フル稼働状態で、1日約1500台のミニバンを生産している。

 「パシフィカ」の18年の米販売台数は、前年比横ばいの11万8322台だったが、19年1月は13%減の6963台。「グランド・キャラバン」1月米販売は32%減の7113台だった。

 カナダでは、「パシフィカ」18年販売は3%減の5999台。1月は47%減の277台だった。「グランド・キャラバン」1月販売は44%減の1947台だった。

 2月1日現在の「パシフィカ」の米在庫は105日分、2月上旬の「グランド・キャラバン」米在庫数は88日分だった。カナダの車種別在庫データは公表されていない。