Friday, March 20, 2020 10:05 AM

2月のCB景気先行指数、0.1%上昇

 調査会社カンファレンス・ボード(CB)が19日発表した2020年2月の景気先行総合指数(16年=100)は112.1となり、前月比0.1%上昇した。

 同社ウェブサイトによると、一致指数は0.3%上昇の107.6(前月は0.1%上昇)、遅行指数は0.4%上昇の109.1(同横ばい)だった。

 同社のエコノミスト、アタマン・オジルディリム氏は「先行指数はやや上昇したが、3月上旬から本格的に表れ始めた新型コロナの米経済への影響は反映していない。2月には堅調に見えた製造業の回復は、国際供給網の破壊や需要の落ち込みから短命に終わるだろう。株安や消費者の景況予想の悪化などが経済に悪影響を与え始めると考えられ、既に景気後退期に突入しているかもしれない」と指摘した。