Thursday, May 14, 2020 10:12 AM
ヘイロー、フォックスコンおよびソシオネクストと提携
人工知能技術を開発する新興企業ヘイロー(Hailo)は12日、台湾鴻海傘下のフォックスコン(Foxconn)およびSOC(system-on-chip)大手のソシオネクスト(Socionext)と提携し、動画分析に特化した末端電算処理ソリューション「ボクスィーエッジ(BOXiedge)」を市場投入することを明らかにした。
ベンチャービート誌によると、同計画が実行されれば、ボクスィーエッジは、人工知能ソフトウェアによる推論を導き出すのに「市場でもっとも先進的な」省エネルギー・ソリューションとして、産業用モノのインターネット(IIoT=Industrial Internet of Things)やスマート都市、スマート医療向けのアプリケーションを効率的に提供できるようになる。
ボクスィーエッジは、フォックスコンがネットワーク・オプティックス(Network Optix)との提携のもとに1月に市場投入したサーバーと人工知能ソリューションの後継製品。新型ボクスィーエッジは、最大20台のカメラで撮影された画像内容を認識して分類や検出、見積もり、そのほかの知的作業を効率化する。
その性能を可能にしたのは、ソシオネクストのチップ「スィンクエイサー(SynQuacer)SC2AAとヘイローのプロセッサー「ヘイロー8」。
3社は、新型ボクスィーエッジによって、動画分析に特化したサーバー市場の大手としての地位を大幅に強化したい考え。
同市場は、2023年までに11.5億ドルに拡大すると予想される。
【https://venturebeat.com/2020/05/12/hailo-partners-with-foxconn-to-build-edge-device-for-ai-inference/】