Monday, August 10, 2020 10:15 AM
オートマティック、遠隔労働向け協業ツールを市場投入
ワードプレス・ドット・コム(WordPress.com)の親会社オートマティック(Automattic)は6日、これまで社内活用してきた独自開発の「分散型労働モデルの基礎」(複数の支社を包括する遠隔労働向けオンライン協業プラットフォーム)を商品化し、市場投入した。
ベンチャービート誌によると、在宅勤務体制を効率化するための技術ソリューション群に2005年から投資(開発)してきたオートマティックは、77ヵ国で1200人以上の自社従業員が完全に遠隔労働できるソリューション群を何年も前からそろえている。
同社はこれまで、自社で使う分散勤務地遠隔労働化においては、越境環境や異なる時間帯に効率的に対応するために、スラック(Slack)やズーム(Zoom)といった第三者が開発したツール群とソリューション群を採用してきた。
しかし、オートマティックはこのほど、10年以上にわたる分散勤務地遠隔労働ソリューション開発経験の成果物であるハッピー・ツールス(Happy Tools)という生産性ツール群を含む遠隔労働向けオンライン協業ソリューション群の商品化を決めた。新型コロナウイルス・パンデミックによる自宅勤務(working from home=WFH)の激増をはじめとする大きな市場動向変化がその背景にある。
ハッピー・ツールスは月間5ドルで法人向けに提供される。
同社はそのほか、10年以上にわたって社内でP2と呼んできたブログ型の非同期コミュニケーション用会話機能を単体稼働型として法人向けに提供する。ワードプレスによって提供されているP2は、部署や班の同僚たちが主題を掲げてオンライン・テキスト対話を展開できるようにする。P2にはモバイル版アプリケーションもある。利用者らはP2を使うことで、意見交換や知識共有を世界規模で簡便化できる。
【https://venturebeat.com/2020/08/06/automattic-launches-p2-a-wordpress-powered-collaboration-tool-for-remote-teams/】