Monday, October 19, 2020 10:15 AM
MS、デジタル広告キャンペーン管理いちばを投入
広告技術を提供するデジタル・メディア・ソリューションズ(Digital Media Solutions=DMS)は先日、購入意欲の高い消費者と製品やサービスを販売するブランドを結びつける技術「DMSエクスチェンジ(DMS Exchange)」を市場投入した。
ビジネス・ワイヤーによると、DMSエクスチェンジは、セルフサービス型のデジタル広告のオンラインいちば(マーケットプレイス)で、デジタル広告を出稿する会社と出稿先となるデジタル媒体を結びつける。こんにちの消費者が求める広範の業界にわたる選択肢をもたらせるようになる、と同社は説明している。
広告主の予算配分は、伝統的媒体からデジタル媒体へと流れ続けている。特にオンライン小売が急増した昨今の消費環境において、広告主は、デジタル広告をますます重視するようになっている。そのため、2021年とそれ以降にかけても、広告予算に占めるデジタル媒体の占有率は高まり続けることが確実だ。
一方、消費者がオンラインで買い物をする際には、さまざまのウェブサイトで商品や価格を調べてから購入する「比較購入」が典型的な購買行動様式となりつつある。そういった消費行動を検出することで、購入意欲が高い消費者を探せるようになる。
広告主はDMSエクスチェンジを利用することで、購入意欲の高い消費者が訪れがちのウェブ媒体にすばやくアクセスして、広告キャンペーンを展開し、その内容を最適化して広告効果を高めらるため、理想的な消費者を見つけられるようになる、とDMSは説明した。
DMSは、約1億5000万人の消費者を独自のデータベースに記録しており、それらのデータもDMSエクスチェンジを通じて広告主が利用できる。広告主は、標的とする消費者を簡単に定義して、広告予算を配分し、購入意欲の高い消費者に即座に訴求できるようになる。
さらに、広告効果のデータがほぼリアルタイムにフィードバックされるため、広告主やデジタル媒体が販促キャンペーンを展開しながらその内容を随時最適化していくことも可能だ。
「DMSエクスチェンジは、広告主のためのサース(SaaS=software-as-a-service)技術でもある」と、DMSのジェイソン・ルドルフ最高製品責任者は述べた。
【https://www.businesswire.com/news/home/20201015005153/en/DMS-Launches-New-Digital-Advertising-Technology-To-Support-Latest-Consumer-Shopping-Trends】