Thursday, January 21, 2021 8:40 AM

GM、カナダのCAMI工場を量産商用EV工場に転換

 GMは、シボレーブランドのSUV『エクイノックス』を生産しているカナダのオンタリオ州のCAMI(カミ・オートモーティブ・インク)工場に10億カナダドル(8億米ドル)を投資して、量産商用EV工場に転換する。

 CAMIはカナダ初の大型EV工場となる。今後2年間で同工場を改修し、GMが立ち上げた新ブランドで、主に配送業者を対象にした「BrightDrop」の商用EV『EV600』を製造する。GMが開発した「アルティアム」バッテリーパックが使われ、2021年後半に生産開始する予定。

 カナダでは、オシャワのピックアップ組み立て工場への10億3000万ドルの投資、セントキャサリンズでの8600万ドルの投資、2200万ドルの再生可能エネルギープロジェクト、オシャワでのアフターマーケット部品事業への約1億3500万ドルの投資、55エーカーのCTCマクラフリン先端技術トラックへの投資、カナダ技術センターの拡張と大型投資を続けている。

 CAMIは1986年10月、スズキとGMカナダの折半出資で設立され、89年4月に生産を開始して以来、北米市場向け乗用車、トラックを供給してきた。GMカナダは2009年、CAMIを完全子会社化した。