Thursday, February 25, 2021 9:02 AM

ウェイモ、SF市でAVタクシーの試験開始

 アルファベットの自動運転車(AV)開発部門ウェイモ(Waymo)は、カリフォルニア州サンフランシスコでAVによる移動サービスの試験を開始した。

 ベンチャービートによると、試験は利用者からのフィードバック収集とロボタクシー(無人タクシー)技術の改善が目的で、ジャガーの電気自動車(EV)「I-PACE」をAVに改造し、社内の志願者を客とした限定的なサービスとなっている。

 ウェイモの広報担当者は「限定的な台数と利用者から始め、段々と拡大していく。車両にはオペレーターが1人同乗する。初回の試験は22日以降数週間かけて行うが、その後は拡大する予定」と語った。

 試験に参加するウェイモ社員は、携帯電話アプリケーション「ウェイモ・ワン(Waymo One)」を使って車を手配し、乗る場所と降りる場所を指定すると推定到着時刻が知らされる。一般的な配車サービスと同様、利用者は5つ星方式でサービスを評価することもできる。

 ウェイモが乗客を乗せてAVによる移動サービスを試験するのは、アリゾナ州フェニックスに次いでサンフランシスコが米国で2番目。フェニックスでは2018年12月から商業的な自動運転配車サービスを提供しているが、サンフランシスコでの商業サービス実施に関しては「いつ(またはどこで)公共サービスを提供するかに関する具体的な予定はない。商品の開発初期段階の試験であり、一般向けにサービスを始める前にはさまざまな手順を踏む必要がある」という。

 ウェイモは、09年からサンフランシスコでAVの公道試験を行っており、19年にはカリフォルニア州公益事業委員会(CUPC)からAVで客を輸送する許可を取得している。

https://venturebeat.com/2021/02/17/waymo-begins-robo-taxi-tests-in-san-francisco/