Thursday, August 26, 2021 10:05 AM
マグナ、車の前面に照明・カメラ・ADASを統合
カナダの自動車部品大手マグナ・インターナショナルは、電気自動車(EV)のフロント部分のデザインや機能を再考させる新しいメッツォ・パネル(Mezzo Panel)テクノロジーを発表した。
マグナのプレスリリースによると、この技術は、デザイナーには真新しいキャンバスを、エンジニアにはレーダー、カメラ、照明などの先進運転支援システム(ADAS)機能を切れ目なく統合する機会を提供する。
メッツォ・パネルは点灯するまで照明器具が隠れており、表面はきれいで滑らかに見えるため、創造的で革新的な照明オプションが可能になる。車の制御システムの意図やステータスアラート(状況に関する警告)を周囲に伝えるためのアニメーション照明の余地もある。車の正面に未来的な外観を提供しつつ、アクティブな空気力学的技術を使って車の航続距離を伸ばすこともできる。
この技術の次世代には、環境に優しいプラスチック、コーティング、フィルムなどの持続可能な材料が含まれる可能性があり、自動車メーカーの持続可能性への取り組みにも役立つ。これらの材料は信号の伝送も可能で、ADASセンサーを継ぎ目なく統合できる。
エクステリアグループのイノベーション担当グローバルディレクター、ブライアン・クラル氏は「デザイナーやエンジニアは、今の車両デザインに手を加えたり、新しいデザインを最初からカスタマイズして、将来の電気自動車や自動運転車向けにブランドを作り直すことができる」と話している。
https://www.magna.com/company/newsroom/releases/release/2021/08/18/news-release—magna-mezzo-panel-modernizing-the-face-of-electric-vehicles