Thursday, October 07, 2021 10:00 AM
前方の危険な場所を警告〜フォード、安全走行の新技術
フォードは、危険度の高い場所をドライバーに警告し、安全走行に役立つ情報を提供する新しいデジタル・ツールのコンセプト「ロードセーフ(RoadSafe)」を開発した。
同社によると、「ロードセーフ」は高度なアルゴリズム(計算手法)を使って、通信接続機能を備えたコネクテッドカー、路側センサー、事故情報などから、事故が発生する可能性の高い場所を特定し、車載ディスプレイの地図上に情報を表示する。
フォードは4年にわたってこのツールの開発に取り組み、最近はロンドン市交通局およびイノベートUK(英国技術戦略委員会)の支援を受け、英国のオックスフォードシャー郡議会、ラフバラー大学、および人工知能(AI)センサー会社ビバシティー・ラブズ(Vivacity Labs)と協力して、ロンドン市周辺やオックスフォードシャーの危険個所を分析している。
街を走るコネクテッドカーはブレーキ、ステアリング、加速に関する情報を記録し、ビバシティーの路側センサーでさまざまな車両の動きを追跡する。センサーは、アルゴリズムを使ってニアミス事象を検出し、自転車や歩行者など交通弱者やインターネットにつながっていない車の移動パターンを分析する。
フォード・モビリティー・ヨーロッパのシティー・インサイツ担当プロジェクトリーダー、ジョン・スコット氏は「どこの都市にも、標識の配置が不十分、舗装路の陥没が放置されている、交差点が今よりはるかに交通量が少ない時代に建設された…といった理由から事故発生の可能性が高い地域がある。これからはそういった懸念事項を特定できるため、ドライバーの認識度が高まり、当局はそれらに対処できる」と話している。
https://media.ford.com/content/fordmedia/feu/en/news/2021/09/22/ford-roadsafe-dashboard-aims-to-help-drivers-steer-clear-of-hi.html