Tuesday, January 11, 2022 11:20 AM

アヴィソン・ヤングとユーアイパス、技術提携に合意

 トロント拠点の商業不動産業界向け技術サービス会社アヴィソン・ヤング(Avison Young)と、ニューヨーク市拠点のロボティック業務過程自動化(robotic process automation=RPA)新興企業ユーアイパス(UiPath)は1月10日、不動産業界の未来を形成するための提携を発表した。

 ビジネス・ワイヤーによると、アヴィソン・ヤングは提携のもと、ユーアイパスのデータ分析システムや業務自動化ソフトウェアを導入することで、予想分析や不動産データの処理能力を高め、不動産取り引き仲介業者や顧客対応担当者らに、物件に関する価値ある洞察を迅速に提供できるようにし、顧客体験を向上させる計画だ。

 アヴィソン・ヤングは、ユーアイパスのソフトウェア活用によって、決まりきった業務処理過程を自動化し、その結果、単純事務作業から従業員らを解放することを目指す。

 アヴィソン・ヤングは、事業を効果的に拡大するためにデジタル変革戦略を推進している。その一環として、付加価値の高い業務処理手法とすぐれた顧客体験に照準し、各種の効率化ツール群を従業員らに提供している。ユーアイパスとの提携では、そこにデータ分析の洞察を追加することで予想分析を大幅に拡充するための社内開発を強化する。

 アヴィソン・ヤングはさらに、ユーアイパスのRPAソフトウェアによって財務や物件管理といったバックオフィス業務を自動化する計画だ。

 アヴィソン・ヤングがボット(代行ソフトウェア)導入を拡充する背景には、深刻な人手不足と人材獲得競争の激化がある。また、従業員の満足度を高めることで人材の維持を図ることも同社のねらいだ。

https://www.businesswire.com/news/home/20220110005077/en/Avison-Young-and-UiPath-Partner-to-Drive-Automation-Powered-Real-Estate-Experiences