Friday, August 26, 2022 9:15 AM
デュポン、デラウェア州の半導体工場を拡充へ
デュポン・エレクトロニクス&インダストリアル傘下のデュポン・セミコンダクター・テクノロジーズは、デラウェア州グラスゴーで半導体関連施設を5000万ドルかけて拡充する。
デラウェア・ビジネス・ナウによると、州開発金融評議会(DCDF)がデュポンの要請を承認し、州の戦略基金から助成金約160万ドルを提供する。デュポンは、助成金を受給するため人材の採用目標を達成する必要がある。
デュポン・エレクトロニクス&インダストリアルは、デラウェア州北部とメリーランド州で候補地を探した結果、本社があるデラウェア州ニューアークに近いグラスゴーの38万5000平方フィートの施設にセミコンダクター・テクノロジーズの生産業務を移転することに決めた。現在の70人以上の従業員は新施設が主な勤務地となり、デュポンはさらにデラウェア州内で10人を新規採用する。
この半導体事業は、デュポンが合併と分社化を経て買収した事業。同社はエレクトロニクス事業に集中的に取り組んでおり、21年に電気自動車(EV)向けなどの電子部材を手掛けるロジャース(Rogers、デラウェア州ベアー)を買収した。現在、デュポンはロジャース傘下のいくつかの事業を分社化した後、保留している段階だ。
デュポン・セミコンダクター・テクノロジーズは、半導体組み立て、梱包、製造用の材料を供給している。