Monday, December 12, 2022 5:52 AM

トヨタがEV戦略見直し、近く新たな計画の大枠策定へ

 EVの戦略見直しに乗り出していたトヨタが、来年早々にも新たな計画の大枠を取りまとめることが分かった。ロイターが報じた。事情を知る関係者2人が明らかにした。

 25年度までの3年間のEV戦略を見直し、年明け以降、一次部品メーカーに見直し後の商品計画を説明することを検討している。

 トヨタは見直しで、より先進的な技術を従来計画よりも前倒しで取り入れる。モーターなどの駆動装置のほか、電池に蓄えた電力を動力に変える電子制御、車内の熱管理技術への新技術導入などで、25年度までのモデルになる。

 トヨタは今年の半ばに見直しに向け、技術開発トップなどを歴任した寺師茂樹エグゼクティブフェロー(67)が率いる非公式の検討チームを設置した。同チームは、e-TNGAを今後も使い続けるか、新たな車台を開発すべきかどうか検討している。