Thursday, October 11, 2018 7:45 AM

マンドゥ、電子ブレーキシステム生産拡大へ

 韓国マンドゥ(万都)は、東南汽車モーターズ(Soueast Motors)に電子ブレーキシステム(EBS)、MGH-100(ムグンファ号-100)を供給開始した。韓国と中国で同時にMGH-100の量産を18年3月から開始した。上海GM、吉利、双竜なども、新しいEBSに興味を示している。

 MGH-100は、ブレーキ中の横滑りを減らすアンチロックブレーキシステム(ABS)で、横滑り防止装置(ESC)と統合したダイナミックブレーキ(IDB)モジュールとして、自律型車両の主要機能となる。自動緊急ブレーキ(AEB)とアダプティブクルーズコントロール(ACC)を含む40以上の機能を備えている。

 万都は2020年で300万台、2021年に500万台を目指し、インド、ブラジル、メキシコで製造を開始する。

 万都はABS製品を大量生産する最初の韓国のサプライヤーとなる。欧州の自動車メーカーからブレーキシステムの受注を確保している。ブレーキ製品に対する需要の増加に対処するため、米国と欧州での事業を拡大する。

 万都は、シャーシ、安全性、運転支援システムの主要サプライヤー。高速道路の走行アシスト、リモートスマートパーキングアシスト、自動車の緊急ブレーキなどの技術を提供している。