Tuesday, November 30, 2021 11:00 AM

ブルー・プリズム、AWSと戦略提携

 インテリジェント・ロボティック業務過程自動化(robotic process automation=RPA)ソリューションを提供するロンドン拠点の新興企業ブルー・プリズム(Blue Prism)は11月29日、顧客会社らがインテリジェント自動化へのアクセスや実装をハイパースケール(hyperscale)で実行できるよう支援するために、アマゾン・ウェブ・サービシズ(Amazon Web Services=AWS)との戦略提携を発表した。

 ハイパースケールとは、分散型電算を数千台単位のサーバーに拡張できるハードウェア環境または設備の複雑な混合を意味する。

 テクノロジー・ディシジョンズ誌によると、ブルー・プリズムは合意のもと、AWS上でサース(SaaS=software-as-a-service)を構築するともに、AWSインテリジェント・オートメーション班との協業によって、ブルー・プリズムのデジタル・ロボット群(ソフトウェア)に顧客会社らがアクセスしやすくすることとインテリジェンスの増強を図る。

 ブルー・プリズムは、ソフトウェア・ロボットをサービスとしてクラウド提供する事業の拡大に注力している。同社はAWSとの提携によって、それらのロボット群(自動化ソフトウェア群)をAWSのアプリケーション群およびサービス群に統合する。

 ブルー・プリズム・オン・デマンドと称される同サービスは、AWSマーケットプレイスで2022年に提供開始される予定だ。ブルー・プリズム製品の利用会社らは、AWSマーケットプレイスの従量課金制にもとづいて、ブルー・プリズムの自動化ソフトウェア・ロボット製品群をAWSのサースとして利用できるようになる。

 ブルー・プリズムのダン・ターネスCTOによると、IT業務意思決定者たちの92%はRPAがデジタル変革推進にとって非常に重要と位置づけている。AWSとの提携は、顧客会社らのデジタル変革をさらに推進するうえでRPA製品の可用性を大幅に拡充することがおもなねらいの一つだ。

https://www.technologydecisions.com.au/content/cloud-and-virtualisation/news/blue-prism-partners-with-aws-on-intelligent-automation-108527884