Wednesday, September 30, 2026 6:55 AM
GMボルト、75%減産でも消化できず〜補助金終了でEV需要激減
GMは、手頃な価格の小型EVとして限定生産で復活させた新型「ボルト」の生産量を当初計画より75%削減している。セグメントをリードし、「EVオブザイヤー」にも選ばれるほど評価されているが、EV購入に対する連邦税控除がなくなって以降、需要が激減したからだ。
ロイターによると、GMは当初、2027年1〜3月期の生産終了までにカンザス州フェアファックス工場でボルトを15万台生産する計画だったが、全米自動車労組(UAW)支部長によるとこのペースだと約3万5000台にとどまる見通し。
減産は需要を如実に反映しており、26年上半期の販売台数は4224台、月間ではわずか約1400〜1600台だった。セグメントで首位または2位になるには十分な数だが、このペースが続けば18カ月の予定生産期間中の販売は約2万8800台にとどまり、75%減産後の3万5000台ですら消化しきれない。
たった18カ月生産するためにボルト復活に多大な労力をかけたこと自体に疑問を呈する声もあるが、新しい生産方式を試すための実験だったとの見方もある。ボルトの生産が終了すれば、米国内で生産される3万ドル以下のEVはなくなり、米消費者にとって手頃な価格のEVの選択肢はさらに狭くなる。
一方、一定数の中国製EVを受け入れているカナダでは、最安モデルが約3万4490カナダドル(約2万7800米ドル)で、中国ではBYDの「Seagull」が1万ドル未満から購入でき、米国の低価格EV市場がいかに遅れているかを示している。