Thursday, October 01, 2026 7:22 AM

自動車業界のAI導入、成果が出るのは数年後か

 自動車業界ではAIの実装が始まっており、AIがどこで効果を発揮し、どこで人間の判断が必要かを見極める段階に入っている。調査会社ガートナーは、AI導入による成果や損失が明確になるまでにはまだ時間がかかり、今後3〜5年でAIの先進企業と出遅れる企業の差が明確になると見ている。

◇ディーラーの8割以上が利用

 自動車業界では、生産ラインの画像認識システムから小売り販売戦略に至るさまざまな分野でAI導入が進んでおり、それぞれに固有の問題やリスクが見えてきた。

 オートモーティブ・ニュースによると、AIチャットボットは、ディーラーへの電話の対応や予約などを支援しているが、電話客にSUV「シボレー・タホ」を1ドルで販売すると申し出るなど、現実離れした交渉をしてしまうこともある。

 8割超のディーラーがAIを利用しており、日常業務の自動化、顧客へのフォローアップ、コンテンツ制作などに使っている。一方で、ディーラーは、AI投資に見合うリターンが得られるかも懸念しており、約70%のディーラーはAIによって販売や収益の増加を期待しているが、実際に増えたと答えたのは22%にとどまっている。