Tuesday, October 06, 2026 7:02 AM
フォードの低価格EVピックアップ、生産計画に不透明感
フォードが27年初めの発売を予定する3万ドル以下の電動ピックアップトラック「ファゾム(Fathom)」の生産スケジュールに不透明感が出てきた。
エレクトレックによると、ファゾムのプラットフォーム「UEV(Universal Electric Vehicle)」は、BYDなどの中国メーカーに対抗する切り札と期待されている。BYDのEVは電池コストでファゾムに対し約20%優位だったため、フォードは電池をBYDより小さくするようモーター、ギアボックス、インバーターを改良した。
ジム・ファーリーCEOは「コストを抑えながら立ち上げるには大変な努力を要する。UEVの大量生産は、着地点を見出せていない」と述べた。
これまでの発表では、ファゾムの最初の試作車がケンタッキー州のルイビル・アセンブリー工場(LAP)で27年1〜3月期に組み立てられる予定だ。UEVの生産準備でフォードはLAPとミシガン州のブルーオーバル・バッテリーパークに計50億ドルを投資している。ファゾムは初年度の販売目標台数が10万台と報じられているが、UEVの生産上の課題が続いていることを考えると目標の達成が危ぶまれる。
今のところ発売時期の変更は発表されておらず、標準航続距離の電池を搭載するモデルの価格は2万8350ドルからとなっている。
ファーリーCEOによると、ファゾムは「RAV4」よりも車内スペースが広く、ナビゲーションシステムにApple Mapsを初めて、直接統合するほか、大型タッチスクリーンディスプレイ、ワイヤレス Apple CarPlay / Android Auto、BlueCruise運転支援システム、双方向充電機能、デジタルキーなどを搭載する。