Friday, October 09, 2026 6:56 AM

トヨタ、ミシガン州に電池研究拠点開設

 トヨタ・モーター・ノースアメリカ(TMNA)は、ミシガン州ウォッシュトノー郡サリーン近郊に車載電池の研究開発拠点「トヨタ・バッテリー・センター・オブ・ノースアメリカ(TBC)」を開設したと発表した。投資額は約5000万ドル、延べ床面積は2800平方メートル。HV、PHV、EV、燃料電池車(FCV)向けの電池が対象で、次世代の全固体電池も含める。

 施設はTMNAの北米研究開発本部の敷地内。原材料の調達から電池セル、モジュール、パックの開発・評価、車両への搭載、使用後のリサイクルまで、電池のライフサイクル全体に関する技術開発を支援、性能、品質、耐久性、安全性を検証する

 施設には6基の電池セル試験チャンバーを設置するほか、高負荷条件下で安全性能を検証する試験設備や、長期間の車両使用によるねじり・振動を再現する装置を備える。セル単体の電気的特性から、複数のセルを組み合わせたモジュール、完成した電池パックまでを評価する。電池の長寿命化と信頼性向上を目指す。北米の主要電池生産拠点で、25年に生産を開始したToyota Battery Manufacturing North Carolina(TBMNC)」と連携していく。

 TBCは、トヨタが創設メンバーとなっているミシガン大学のElectric Vehicle Center(EVセンター)との共同研究にも活用する。ミシガン州では自動車産業の電動化に伴い、電池製造、半導体、先端材料などの技術開発拠点を誘致する動きが続いている。