Thursday, October 08, 2026 7:11 AM

防衛需要が自動車業界の収益源に

 自動車業界が販売の減速、中国メーカーとの競争激化によるシェアの低下、過剰な生産能力などの課題に直面する中、欧米メーカーは、拡大する防衛支出を新しい収益源として取り込もうとしている。

◇既存技術を活用

 フォード、GM、ジャガー・ランドローバー(JLR)などは、既存のピックアップトラックやオフロード車を軍用に改造して防衛契約への入札を進めている。

 ロイターによると、英国国防省が計画する9億ポンド(約12億ドル)の軍用車両契約には、最初の3000台を対象に、フォードが「レンジャー」、GMが「シルバラード」、JLRが「ディフェンダー」をベースにした車両で参加している。既存車両を軍用化する利点は大きく、大規模生産している車両を使えるため新たな車種開発の必要がなく、既存の技術や生産設備、サプライチェーンを活用できる。今後欧州以外の国で予定される軍用車両契約についても入札を協議している。