Wednesday, January 11, 2017 10:23 AM
ナノトロニクスとジオメトリック・インテリジェンスが提携
ナノトロニクス(Nanotronics、ニューヨーク市郊外拠点)は、ジオメトリック・インテリジェンス(Geometric Intelligence、ニューヨーク市拠点)の製品と専門性を自社の人工知能ソフトウェアと統合することで、製造工場向け人工知能技術を売り込む方針だ。
両社は以前から技術提携している。両社は、ジオメトリック・インテリジェンスの製品や専門性をナノトロニクスの人工知能ソフトウェアに応用するために既存合意を拡大させた。
ロボティクス&オートメーション・ニュースによると、製造業向け人工知能ツール群を2014年から提供しているナノトロニクスは、ジオメトリック・インテリジェンスの機械学習技術を取り入れることで、最新機能を「製造業者のための工程制御」に反映させる計画。
両社は、「製造業向け人工知能のハードウェアとソフトウェアのもっともすぐれた融合だ」と発表。次世代工場に向けた革新を半導体や素材科学の分野の顧客企業に提供できるようになる、と話している。
ナノトロニクスの顧客には、アップルやウェスタン・デジタル、ブロードコム、アヴァゴ、STマイクロ、IQEといった半導体またはデジタル機器の大手メーカーが多い。
データ解析と機械学習の技術で知られるジオメトリック・インテリジェンスは、2016年12月にウーバーに買収されている。ウーバーは、膨大な量の乗車データを解析するためにジオメトリック・インテリジェンスの技術が有用だと判断した。