Wednesday, January 18, 2017 10:00 AM
人工知能が未来の旅行サービスを形成〜機械学習とデータ分析で個人化を可能に
旅行代理店に行って相談窓口で話すことで予約するという労力と時間は、インターネット普及のおかげでなくなった。しかし、技術進化はそこで終わらない。最近では、個々の消費者向けに人工知能によって個人化できる学習および推奨機能が使われ始めた。
マーケットウォッチ誌によると、人工知能を活用した旅行アプリケーションは、機械学習技術を応用して膨大な量のデータを独自に「学習」および分析し、利用者の好みや希望にもっとも合致する情報を推奨する。
旅行サイトのスキフト(Skift)で編集長を務めるグレッグ・オーテス氏によると、機械学習は従来型の検索エンジンや旅行代理店顧客担当者よりも対応や業務処理が高効率かつ迅速だ。
「個々の消費者の要望に最大限に応える内容を膨大なデータの解析から発掘して、個人化された旅行選びと体験をいかに提供できるかが今後の旅行サービス業界であたりまえになる」と同氏は断言する。
人工知能技術を取り入れたスマートフォン向け旅行アプリケーションは、消費者(旅行者)の関連データ(たとえば、旅行関連の検索履歴)をもとに好みを予想して推奨するのが特徴。
同市場で台頭する新興企業には、2016年に900万ドルのベンチャー・キャピタルを集めたメズィ(Mezi)がある。
そのほか、エクスペディア(Expedia)やカヤック(Kayak)、ブッキング(Booking.com)といった既存大手も、それぞれのアプリケーションやウェブサイトに人工知能技術を組み込んで機械学習機能を強化している。
【http://www.marketwatch.com/story/why-artificial-intelligence-is-the-future-of-2017-01-10】