Tuesday, January 24, 2017 10:11 AM
スプリント、ジェイZの音楽逐次再生サービスと提携
米ラップ音楽界の大御所ジェイZを筆頭とした米音楽界のスターら約24人が共同所有する音楽逐次再生サービスのタイダル(Tidal)と、ソフトバンク傘下の米携帯電話サービス4位のスプリント(Sprint)は23日、スプリントの加入者4500万人にタイダルへの無制限アクセスを与えることで合意した。
ロサンゼルス・タイムズによると、スプリントは同合意のもと、2億ドルを払ってタイダルの33%を取得し、スプリントのマルチェロ・クラウアーCEOがタイダル取締役会の議席を獲得する。
タイダルの共同所有者には、ビヨンセやニッキー・ミナージュ、リアーナ、コールドプレイといった世界的歌手たちがいる。また、タイダルには、ほかの類似サービスでは流通していない独占コンテントも多い。
タイダルは、関係歌手たちのファンたちに音楽を直接届ける流通経路を獲得する。また、スプリントと共同で立ち上げる販促基金によって、タイダル関係歌手たちの作品を4500万人のスプリント加入者に販促できる。
一方、スプリントは、タイダルへの無制限アクセスという特典を提供することで、加入者の獲得や既存加入者の流出防止を強化し、増収増益につなげたい考え。
【http://www.latimes.com/entertainment/music/la-et-ms-tidal-sprint-20170123-story.html】