Wednesday, February 22, 2017 9:55 AM
NYCの新興企業ボウモ、人工知能で人材発掘〜履歴書データと検索内容を高速照合
ニューヨーク市拠点の新興企業ボウモ(Bowmo)は、人材発掘および人材管理の効率化に人工知能(AI)を活用した新サービスの提供を開始した。
アリーウォッチ誌によると、同社のソフトウェアは、企業の人材採用担当者らが新規採用する際に最適の人材を効果的に発掘できるようにする年間契約のサース(SaaS=software-as-a-service)として提供される。
ボウモ・ソフトウェアには、グーグル検索に使われているアルゴリズムが採用されており、データの抽出と解析を高速で実行できる。データ科学にもとづくアルゴリズム技術を組み込んだ同ツールは、担当者が探している人材の検索を大幅に簡素化する。人工知能はその際、大量の履歴書データ内容と検索内容を照合し、もっとも合致する候補者の特定を高速で可能にする。
ボウモの共同創設者エディ・アイズマン氏は同社を起業する前に、人材発掘サービス大手のサンズ(SANS)に勤務し、同業界で19年の経験がある。もう一人の共同創設者ヴラッド・マームット氏はアイズマン氏の顧客だった。また、ボウモ・ソフトウェアの設計責任者も人材派遣業界で働いていた。
両氏は自己資金を持ち寄ってボウモを設立したのち、著名投資一家のカッファマン家から2016年に投資を獲得したことで注目された。
膨大な量の紙の履歴書や電子メールの履歴書、さらにはウェブサイト記入式の履歴書のなかから適材を見つける労力と時間は、人材採用担当者らにとって比較的大きな課題になっている。
【http://www.alleywatch.com/2017/02/nyc-startup-bowmo-brings-recruiting-back-to-earth/】