Friday, February 24, 2017 9:53 AM
ベライゾン、11都市で試験的5Gサービスを投入へ
ベライゾン(Verizon)は22日、次世代の無線通信技術である5Gによる世帯向けインターネット接続サービスを米国内11都市で2017年中盤までに開始する計画を明らかにした。
対象となる都市は、アナーバー、アトランタ、バーナーズヴィル(NJ)、ブロックトン(MA)、ダラス、デンバー、ヒューストン、マイアミ、サクラメント、シアトル、そしてワシントンDC。
同計画は、正式の5Gサービス投入ではなく、また携帯電話用回線としては使われない。正式の5G標準は「5G NR」と呼ばれ、2018年9月まで投入されない。しかし、5G NRの始動に先駆けた限定的サービスはAT&Tからも2017年中に投入され、前哨戦が始まる見込みだ。
PCマガジンによると、米通信サービス大手らは、高速の広帯域接続サービスによって「トリプル・プレイ(Triple Play)」の売り込みを何年も前に一段落させているため、現在では「クアデュルプル・プレイ(quadruple play)」を提供することで加入者の流出防止や新規加入者獲得を強化しようと狙っている。限定的5Gサービスの先行提供はそのための地盤がためだ。
トリプル・プレイとは、固定回線電話とインターネット接続、そしてテレビ・サービスを同梱したサービスで、クアデュルプル・プレイとは、それらに携帯電話サービスを加えた4つのサービスの同梱だ。
【http://www.pcmag.com/news/351857/verizon-pledges-5g-to-11-cities-by-midyear】