Friday, March 31, 2017 10:45 AM
GEヘルスケア、デジタル事業を劇的拡充
GEの医療事業部門GEヘルスケア(GE Healthcare)は、デジタル事業を強化するために、5億ドルの投資と5000人のソフトウェア技術者の雇用計画を進めている。
メッドシティ・ニュースによると、GEヘルスケアのデイヴィッド・ヘイル上席副社長は、「2018年までに5億ドルを投資する計画を2013年に打ち出していた」と説明し、今回の計画発表がその一環であることを示した。
最初の発表から2年後に、GEはGEデジタル(GE Digital)を創設して、デジタル事業の積極的拡大姿勢を強化した。「GEは、世界屈指のデジタル産業技術の会社になるべく会社を変革していく」と、ジェフリー・イメルトCEOはその発表時に語った。
GEヘルスケアは2月に、イリノイ州バーリントンに勤務する社員数百人をシカゴの市中心部に移転すると発表している。その移転も、デジタル事業拡充戦略の一環だ。
「シカゴは、世界でも有数の病院が集まっている都市だ」「革新的な新興企業や業界関係者らと協力していくうえで絶好の拠点となる」と、GEヘルスケアのジョン・フラナリーCEOは述べた。
フラナリー氏は、5000人のソフトウェア技術者採用について、GEの産業向けクラウド電算プラットフォーム「プリディックス(Predix)」向けのアプリケーション開発や病院のIT基幹設備開発を強化する、と話した。
同社は現時点で約5000人のソフトウェア技術者を擁しており、その割り合いは全社員の10%に相当する。
「ソフトウェア技術者やデータ科学者、画像処理専門家を雇用して、独自のアプリケーションのほか、プラットフォームとその機能の開発に当たっていく」とフラナリー氏は語っている。
GEはまた、ソフトウェア会社として2020年までに上位10社に入ることを目標としている。「GEヘルス・クラウドで数百というアプリケーションを提供する」とヘイル氏は述べた。
【http://medcitynews.com/2017/03/ge-healthcares-digital-million-investment-hiring-engineers/】