Tuesday, May 09, 2017 10:03 AM

パロット、小規模事業主向け汎用ドローンに注力

 専門的無人航空機(ドローン)メーカーのパロット(Parrot)は8日、小規模事業主向けの汎用ドローンに重点を移す方針を打ち出した。

 同社はこれまで、顧客企業から特定された特殊な空撮およびデータ機能を備える専門的仕様のドローン開発と販売に注力してきた。しかし、今回の事業拡張策では、立体モデリングや地図化、農業といった分野の小規模事業者市場向け既製品機種の開発に乗り出す方針を明示した。

 テッククランチ誌によると、パロットは、ビーバップ(Bebop)やディスコ(Disco)といったドローン製品を汎用的業務用機種として位置づけることが、同社のドローン製品群の今後の販促に適していると判断した、と説明している。

 クアッドコプターのビーバップには、立体地図化ソフトウェアが追加されて1099ドルで近く発売される。一方、固定翼機種のディスコは、農業向けの各種のアプリケーションや付属品が追加され、6月に5000ドルで発売される。

 パロットを筆頭に、消費者向けおよび特定機能の専門的ドローンのメーカーらは昨今、ソフトウェアや付属品を拡充し、効率的なデータ収集を簡単にできるパッケージ化された機種を強化することで、多目的ドローンとして売り込む方針を強めている。

https://techcrunch.com/2017/05/08/parrot-positions-its-consumer-drones-for-3d-modeling-mapping-and-agricultural-uses/