Monday, May 15, 2017 10:28 AM
ストラタシス、拡張性ある立体印刷システムを開発
立体印刷技術大手ストラタシス(Stratasys)は、立体印刷機を使って大量生産を可能にする新システムを発表した。
コンピュータワールド誌によると、コンティニュアス・ビルド3Dデモンストレーター(Continuous Build 3D Demonstrator)と呼ばれる新システムは、何台もの高速立体印刷機を連結させた構造で、必要に応じて立体印刷機を増減できるモジュール設計にもなっている。
ストラタシスの提携会社で同システムを共同開発したファッソム(Fathom)によると、これまでの同時生産型立体印刷システムでは400個の部品生産が限界だったが、新システムでは1000個以上の部品を同時に生産できる。
同システムの最小型は3台の立体印刷機を連結させたシステム。立体印刷物の最大の大きさは約5インチ四方。
デジタル設計図をストラタシスのクラウド電算システムにアップロードすれば、コンティニュアス・ビルド3Dデモンストレーターの個々の立体印刷機に印刷指示がクラウド経由で転送される。また、同システムを二つに分けて別々の場所に設置することも可能で、それぞれのシステムに設計図を送ることもできる。
同システムは、ストラタシスの施設に設置され、顧客企業からの印刷需要に応えるほか、顧客企業の施設に設置して使う選択肢もある。提供開始の時期は発表されていない。