Tuesday, May 23, 2017 9:58 AM

データ・センターの省電力化が進行

 データ・センターの消費する電力量を抑える動きが技術業界で活発化している。

 エネルギー・マネジャー・トゥデイ誌によると、天然資源保護評議会(Natural Resources Defense Council)は、米国のデータ・センターが2014年に使った電力を700億キロワット時と見積もっている。米国の総電力使用量の2%近くに相当する。

 調査会社IDCでは、データ・センターに保存されている情報量が向こう10年間にわたって毎年40%で伸びると予想することから、データ・センターが消費する電力はまだまだ拡大する可能性が高い。

 しかし、その一方で、セキュアITエンバイロメンツ(Secure I.T. Environments)が行った最近の調査では、回答企業の47%が自社のデータ・センターのエネルギー効率向上に関して自信を示した。

 アマゾンやアップル、グーグル、マイクロソフト、フェイスブック、アドビ、ヒューレット・パッカード・エンタープライズ、エクイニクス、セールスフォース、SAPといった技術業界大手らは、自社のデータ・センターの電力効率化を積極的に進めている。

 また、それらの大企業の多くが、最終的にはデータ・センター用電力を100%再生可能エネルギーにするという目標を打ち出している。

https://www.energymanagertoday.com/data-centers-becoming-increasingly-energy-efficient-0170123/