Thursday, May 25, 2017 9:33 AM
グーグル、クレジット・カード支出を追跡へ
グーグル(Google)は、オンライン広告クリックとオフライン支出を比較および照会するために、10億件単位のクレジット・カードおよびデビット・カードでの販売を追跡する広告主および販促専門家向けサービスの新計画を明らかにした。
BBCによると、同サービスの中核となるグーグル・アトリビューション(Google Attribution)機能は、オンライン広告がオフライン販売にどのように影響しているかを広告主企業が把握できるようにする。
グーグルは、米国内におけるクレジット・カードおよびデビット・カードでの決済処理の約70%を追跡できる。ただ、プライバシー侵害の懸念を払拭できない、と批判する声もあがっている。
グーグルでは、オンライン広告サービス事業のアドワーズ(AdWords)や広告分析機能のグーグル・アナリティクス(Google Analytics)、傘下のダブルクリック(DoubleClick)が提供するダブルクリック・サーチを総動員して、グーグル検索とオンライン広告表示の関係の詳細を把握している。
グーグルではそれに加えて、「第三者との業務提携」を通して、クレジット・カードおよびデビット・カードを使った買い物の決済処理情報を集めている。それらのデータと自社の各種機能を統合および照会することで、グーグルは、オンライン広告とオフラインでのカード決済の関係を判明させ、広告主企業の広告戦略に貢献する材料を提供できるようにする。