Friday, May 26, 2017 9:44 AM
シトリックス、遠隔就労簡便化機能を投入
遠隔就労を支援するクラウド電算サービス提供のシトリックス(Citrix)は、企業が「デジタル・ワークプレイス」を構築しやすくするための一連の新製品を披露した。
テッククランチ誌によると、シトリックスは、顧客企業の社員がシトリックスのサービスに一度ログインするだけで、モバイル・アプリケーションやサース(SaaS=software-as-a-service)製品、ウェブ・アプリケーション、ウィンドウズ(Windows)アプリケーション、各種の文書やデータ、そしてワークフローに遠隔地からアクセスできるようにする。
遠隔就労社員は、異なるアプリケーションやサービスを利用するたびに再認証の手続きをとる必要がなくなり、特定の文書についてほかの利用者と協働することも可能になる。
顧客企業は、すべてのアプリケーションとデータをデジタル・ワークプレイスで管理することでセキュリティーを確保し、クラウド環境でのアプリケーション設定や監視を簡便化できる。
また、シトリックスはセキュリティー強化策の一つとして、利用者や通信網にもとづくアクセス制御方式を採用した。保護範囲を拡張すると同時に、予想監視によってセキュリティー脅威を検知し、企業の迅速な対応を可能にする。
同社はさらに、セキュリティー解析製品のシトリックス・アナリティクス(Citrix Analytics)を新たに市場投入する。従来のルール基盤解析と異なり、人工知能と機械学習機能によって利用者行動データを分析し、異常の発見に役立てる。