Tuesday, August 08, 2017 10:29 AM
ブロックチェーンで再生可能エネルギー取り引き
ブロックチェーン技術を活用した再生可能エネルギー取り引きプラットフォームを開発するウィーパワー(WePower)は、初期の取り引き参加者の受け付けを開始する。
同社発表資料によると、参加者受け付けは、正式なプラットフォームの開設に先立つ資金調達を目的として行われる。クラウドファンディング(群衆からの資金調達)の形式を取り、仮想通貨イーサリウムで寄付した参加者に対してウィーパワーのトークンが付与されるしくみ。
ウィーパワーのトークンは、同社のエネルギー取り引きプラットフォームで通貨として使用できる。
ウィーパワーは、正式開設に向けて契約書や趣意書を提携各社らとすでに交わしており、また実演製品も機能している。同社は今後、ブロックチェーン技術と「スマート契約」を更新して、投資家らが市場に直接参加できるようにする計画だ。
ウィーパワーのプラットフォームは、新規および既存の再生可能エネルギーの生産者を投資意欲のある企業や個人と結び付ける。ブロックチェーンとスマート契約を活用することで、エネルギーの生成量や消費量、および二酸化炭素排出量を詳細に追跡する。
エネルギー生産者にとっては、仲介業者の手数料を削減し、また発電施設の新規開発に際して資金を低コストで調達できるという利点がある。
ウィーパワーは英国領ジブラルタルにある会社で、エネルギー取り引きやブロックチェーン技術、決済システム、デジタル資金調達といった分野の経験者らが経営陣を構成している。