Tuesday, October 24, 2017 10:38 AM

「業界初の完全自動移動ソリューション」を提供へ

 モバイル配車および相乗りサービス・ソフトウェア・プラットフォームを開発するライドセル(Ridecell)は、自動運転車技術開発のオーロ(Auro)を買収した。

 クリーンテクニカ誌によると、同社はそれと同時に、独自の自動運用プラットフォーム(autonomous operations platform)の一般提供を開始したことを発表した。

 ライドセルは、オーロ技術を自社技術に統合することで、「私道を低速で走行するオンデマンド型自動運転シャトル移動サービスを可能にする業界初の完全自動移動ソリューション」を提供する。

 ライドセルの技術は、大学構内や企業の敷地内を走る自動運転シャトル・サービスの運用実現を支援するもの。交通会社は、同社の技術を採用することで、新しい車両共用や相乗りサービス、オンデマンド型シャトル・サービスを提供できる。また、将来的には、基盤プラットフォームを変更することなく自動運転車をサービスに追加できるようになる。

 ライドセルは今後、オーロ技術を採用した自動運転シャトルを利用し、ライドセル独自の自動運用プラットフォームの試験を実施する。また、車両清掃や燃料補給、緊急事態対応といった運用業務の自動管理実現のために、自社プラットフォーム導入について自動運転車開発大手らと引き続き協力する。

 オーロは、インド工科大学とカーネギー・メロン大学の研究者らが2013年に設立した新興企業。同社の自動運転シャトルはサンタ・クララ大学構内を含む複数の場所で導入されている。

https://cleantechnica.com/2017/10/21/ridecell-acquires-auro-launches-ridecell-autonomous-operations-platform/