Wednesday, October 25, 2017 10:32 AM

マスターカード、独自のブロックチェーンを投入

 クレジット・カード・サービス大手のマスターカード(Mastercard)は、提携する銀行や小売会社、商店主、事業主らの越境決済をより迅速かつ安全に処理できるようにするために、独自のブロックチェーン網を市場投入する。

 コンピュータワールド誌によると、マスターカードのブロックチェーン・サービスは、クレジット・カードの決済処理のほか、スマート契約規則を活用した管理業務削減も可能にする。

 マスターカードのブロックチェーンはプライベートで、許諾にもとづくサービス網であるため、同社のサービスに加盟する利用者たちだけが取り引き過程を見ることができる。

 ブロックチェーンを活用した決済処理サービスは最近、急速に広まりつつある。特に越境決済への応用がたて続けに発表されている。

 最近には、IBMがポリネシアの支払いシステムとオープン・ソースのフィンテック(fintech、ファイナンシャルとテクノロジーの2語を合体させた造語で、金融業務向けの技術やソリューションを意味する)支払い網との提携を発表し、越境決済と外為サービスにブロックチェーン技術を応用することで合意したばかり。

https://www.computerworld.com/article/3234372/financial-it/mastercard-launches-its-own-blockchain-payments-network.html?google_editors_picks=true