Tuesday, December 12, 2017 10:26 AM

ソフトバンク、ワンウェブに5億ドルを追加投資へ

 ソフトバンク(SoftBank)は、人工衛星広帯域接続サービス提供の新興企業ワンウェブ(OneWeb、バージニア州アーリントン拠点)に5億ドル以上を追加投資することで合意した。

 ウォール・ストリート・ジャーナルが情報筋の話として11日に報じた。

 今回の投資合意によって、ワンウェブに対するソフトバンクの投資額は累計15億ドルに達する。

 追加投資額は変更される可能性がある。ソフトバンクは、ワンウェブの最大株主になる見通しだが、その保有率は50%未満にとどめられる。

 ワンウェブは、同業社のインテルサットと合併する交渉を進めていたが、2017年6月に交渉が決裂した。ソフトバンクは、ワンウェブとインテルサットの合併会社に投資する計画だった。

 いずれにせよ、人工衛星による高速無線接続事業が将来有望である、とソフトバンクが考えていることに変わりはないといえる。

 ワンウェブは、700基以上の低高度人工衛星を2018年に打ち上げ開始し、2020年までにそれを完了させる計画。同社はさらに、約900基の第2世代の人工衛星を中高度軌道に乗せることで、地球上のどこからでも毎秒2.5ギガビッツ(現在の約5倍)の高速無線接続サービスを提供する計画を進めている。

https://www.wsj.com/articles/softbank-to-invest-around-500-million-more-in-oneweb-satellite-internet-venture-1512990003