Thursday, December 21, 2017 11:14 AM
ヒア・テクノロジーズ、資産追跡サービスを開始
ヒア・テクノロジーズ(Here Technologies)は20日、商品や機器類、人々を含む資産やサービスをリアルタイムで追跡するクラウド・プラットフォームを法人向け資産管理市場に投入した。
ZDネット誌によると、同社のヒア・トラッキング(HERE Tracking)は、屋内と屋外の両方で機能し、ERP(enterprise resource planning)システムやそのほかの供給網管理システムと統合できるのが大きな特徴。
ヒア・トラッキングは、同社のオープン・ロケーション・プラットフォームというクラウド基盤の資産追跡管理プラットフォーム上に構築されている。
ヒアは、ノキアのデジタル地図技術事業が独自動車製造大手3社に買収されて誕生した会社。もともと道順案内技術の開発大手だったが、最近では、モノのインターネット(IoT=Internet of Things)技術を応用した法人向けサービスの開発に注力している。
ヒア・トラッキングには、1)ジオ・コーディングによる屋内と屋外の地図化、2)オフラインでも機能する位置情報技術、3)ジオフェンシングAPI(application programming interface)、4)位置データ分析および視覚化、といった機能が含まれる。
ヒアによると、ヒア・トラッキングは、スマート・オフィスやスマート工場のほか、建設や運輸、供給網での資産(物品、人間、機器類、機械類、備品、サービス)追跡ならびに位置情報確認に活用できる。
ヒア・トラッキングの開発には、エアロア(Airoha)とコンコックス・インフォメーション&テクノロジー(Concox)の2社が協力した。
【http://www.zdnet.com/article/here-technologies-launches-asset-tracking-service/】