Monday, January 08, 2018 10:45 AM
マイクロソフト、超高速クラウドを開始
マイクロソフト(Microsoft)は5日、エクセラレイティッド・ネットワーキング(Accelerated Networking)という追加機能によって、クラウド・サービスの接続高速化を正式に開始した。
同社は、同機能を過去1年半近くにわたって試験運用してきた。マイクロソフトのアジュール(Azure)を使っている顧客会社らはそれによって、最高30Gbps(gigabit per second)の接続網スループット(一定時間あたりのデータ処理能力)にアクセスできる。
ベンチャービート誌によると、エクセラレイティッド・ネットワーキングは、SDN(software-defined networking)の処理をオフロード(停止)するために同社がデータ・センター群に実装した特殊なチップ群を活用することで、より多くの電算資源(実質的にはサーバー群を指す)を稼働可能にする。その結果、利用会社らの接続速度を高速化でき反応遅延を抑えられる。
マイクロソフトは、より高性能のアプリケーション群を市場投入したい開発会社らにとって動作速度の遅延が起きないようにすることをおもな目的に同機能を追加した。
それと同時に、同社のデータ・センター内で進められているFPGAs(field-programmable gate arrays)実装による付加価値増強という狙いもある。