Tuesday, March 06, 2018 10:30 AM
リフト、通院支援でオールスクリプツと提携
相乗りサービス大手のリフト(Lyft)は5日、医療サービス市場での移動障壁を取り除くために、オールスクリプツ(Allscripts)と協力する方針を明らかにした。
移動手段がないために病院での受診や通院に困っている米市民は全米で360万人もいると見積もられる。その大部分は低所得患者で占められる。リフトは、その数を2020年までに半減させたいと考えている。
オールスクリプツは、電子医療記録(EHR=electronic health record)システムや医療業界向け財務管理ソフトウェア、医療保険管理システム、精密医療ソリューションといったソフトウェアやソリューションの開発大手。
スマート・シティーズ・ダイヴ誌によると、リフトは、リフト・コンセルジュ(Concierge)APIというAPI(application programming interface)を提供しており、アメリカン・メディカル・レスポンスやアメリカン・ロジスティクス・カンパニー、ケアリンクス、ゴーゴー・グランドペアレントといった医療関連機関と提携し、移動手段のない患者らに相乗りサービスを提供している。
リフト・コンセルジュAPIは、100万人を超えるリフト運転者にアクセスできるようにするシステム構築プラットフォーム。移動手段のない多くの顧客を持つ事業主が移動手段を複数の顧客に提供したい場合、リフト運転者を手配できるシステムをリフト・コンセルジュAPIによって構築し、自社アプリケーションにそれを組み込むことが可能となる。
オールスクリプツは今回の提携のもと、顧客である病院や医療機関のモバイル・アプリケーションに、患者らがリフト運転者を簡単に手配できる機能を組み込む。病院側はそれによって、移動手段のない患者たちに相乗りサービス利用機会を提供できる。
【https://www.smartcitiesdive.com/news/lyft-allscripts-partner-healthcare-platform/518370/】