Monday, April 23, 2018 10:23 AM
モジュラー設計の倉庫向けロボットで台頭
倉庫用ロボット開発の新興企業フェッチ・ロボティクス(Fetch Roboics、サンノゼ拠点)は、モジュラー型のロボットを開発し台頭しつつある。
同社は先日、シリーズBの資金調達で総額2500万ドルを集め、ベンチャー・キャピタル(VC)業界からの期待の大きさをあらためて示した。
4年前に設立されたフェッチは、倉庫内を自律移動して荷物を自動運搬するロボットの開発に特化している。
テッククランチ誌によると、モジュラー設計が特徴の同社のロボットは、利用側の運用環境に応じて機能を追加できる利点を武器し、たとえばFRIDのモジュールや小型ベルトコンベアのモジュールを導入後に追加できる。
FRIDモジュールを取りつけると、特定商品の保管場所を見つける機能を追加でき、小型ベルトコンベアのモジュールを取りつけると、倉庫内の荷物仕分け用大型ベルトコンベアの場所に自律移動して、運んできた荷物をそのベルトコンベア上に置くことができる。
同ロボットの本体は、自動掃除機のルンバを少し大きくして車輪をつけたような設計。作業員やさまざまの物を認識して衝突や接触を避けながら自律移動できるほか、クラウド電算とGUI(graphical user interface)によって制御できるため、作業員らが同ロボットの操作方法を数時間で習得できるという利点もある。
現在、同社のロボットを採用した物流大手にはDHLがある。
フェッチのメロニー・ワイズCEOは、物流業界や倉庫業界では最近、深刻な人手不足に直面しているため、倉庫向けロボティクスに大きな市場機会がある、と述べた。
【https://techcrunch.com/video/fetch-is-building-robots-for-the-warehouses-of-the-future/】