Friday, May 04, 2018 12:19 PM
ハネウェル、声で操作できる身体装着端末を発表
ハネウェル(Honeywell)は、手を使うことなく操作できる音声認識型身体装着端末を工場向けに市場投入した。
オートメーション・ワールド誌によると、スキルズ・インサイト・インテリジェント・ウェアラブルズ(Skills Insight Intelligent Wearables)と呼ばれる同製品は頭部装着型で、身体装着端末用コンピュータ「リアルウェア(RealWear)HMT-1Z1」とクラウド電算基盤の作業管理プラットフォーム「モヴィライザー(Movilizer)」を搭載し、拡張現実(AR)や産業用モノのインターネット(IIoT=Industrial Internet of Things)に対応する。
利用者は、内蔵されたディスプレイに書類や作業手順を音声指示で表示できるほか、遠隔地の専門家とリアルタイムで動画チャットしながら作業を遂行できる。また、広大な工場内の位置情報も音声指示で表示できる。
同端末はそのほか、作業の流れを管理するのに必要なソフトウェア群「コネクテッド・プラント(Connected Plant)」を同梱している。それによって、IIoT経由で届く生データから導き出される洞察をもとに判断をくだせるようにする。
同端末は、工場作業現場の危険作業空間分類(Hazardous Area Classification)で認証される安全水準の「Zone 1, Class 1/Division 1」を満たした世界初の身体装着端末となった。