Wednesday, May 09, 2018 10:05 AM

ノキア、スペイスタイム・インサイトを買収

 ノキア(Nokia)は、モノのインターネット(IoT=Internet of Things)に関する事業拡張に注力しており、その一環として新興企業のスペイスタイム・インサイト(SpaceTime Insight)を買収し、運輸サービスやエネルギーの業界を標的市場とする製品開発を強化する。買収額は非公表。

 ZDネット誌によると、ノキアは、傘下の身体装着端末メーカーであるウィズィングス(Withings)を先週に売却して同分野から実質的に撤退し、その代わりにスペイスタイムを吸収することで、IoTのほか機械学習とデータ解析の製品やソリューションに重点を移す。

 スペイスタイムは、機械学習モデル群と解析機能のラップ6(Warp 6)という主力のプラットフォーム製品を重工業業界向けに提供している。利用会社らは、その検知器接続網を介して事業資産の運用を最適化できる。

 ノキアはまた、スペイスタイムの販売部隊や販促部隊を、産業別に編成されたIoT事業部に組み込み、運輸サービスやエネルギーの業界企業への売り込みを強化する。

 スペイスタイムのロブ・シリングCEOは、ノキアのIoTグループに配属される。

https://www.zdnet.com/article/nokia-buys-spacetime-insight-to-expand-iot-machine-learning-analytics-portfolio/