Monday, May 14, 2018 10:11 AM
マスターカードとマイクロソフトが提携
マスターカード(Mastercard)とマイクロソフト(Microsoft)は、交通渋滞の緩和や経済開発といった都市計画または都市機能の課題を都市がより理解して効果的に取り組めるよう支援するサービスを提供するために協業している。
ZDネット誌によると、両社が二つの都市で進めつつある試験では、計画された都市催事と未計画の都市催事が都市機能に与える影響を予想するモデルを構築して、その予想分析結果をデータとともに政策決定者らに提示する計画だ。
両社の試みは、都市が直面する可能性のある各種の課題に関する因果関係を市長や議員、都市計画担当者らに具体的に示すことで、社会基盤投資や自然災害、市街交通問題にどのように取り組んで効果的に解決できるようにするより良い戦略を決められるようにすることを目指すもの。
両社はそれに向けて、マスターカードのクレジット・カード決済接続網とマイクロソフトのデータ解析およびクラウド電算技術を組み合わせる。それと同時に、道路交通網をはじめ、クラウド基盤の有料道路料金集金システムや観光サービス、上下水道システム、送電システムに関するスマート都市ソリューション群とも連携させる。
マスターカードは、シティー・ポッシブル(City Possible)という世界規模のスマート都市化構想を進めており、自治体と地元企業らが都市問題の解消に共同で取り組むことで各種のソリューションを構築して運用を奨励する事業に注力している。
かたやマイクロソフトでは、シティーネクスト(CityNext)というスマート都市化事業を立ち上げて、都市が都市機能を効率化するためのデジタル革新を支援し、関連技術やソリューションの構築と実装を助けている。
【https://www.zdnet.com/article/mastercard-microsoft-partner-on-smart-city-pilot/】